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現職と元首相が接戦 国内緊張高まる

ケニヤッタ氏=ロイター

 【ナイロビ小泉大士】ケニアで8日、任期満了に伴う大統領選が行われる。再選を狙う現職ケニヤッタ大統領(55)と野党連合候補のオディンガ元首相(72)が激しい接戦を展開。支持者間で緊張が高まっており、投票結果を巡る混乱を懸念する声も出ている。

     最新の世論調査ではケニヤッタ氏が支持率47%で、44%のオディンガ氏をややリード。ただ、両者とも当選要件の過半数の得票を確保できるかは微妙で、決選投票までもつれる可能性がある。選管によると、両者を含む8人が立候補している。

     政治的緊張が高まる中で懸念されるのが、治安の悪化だ。2013年の前回選はおおむね平穏だったが、07年の前々回は選挙結果の発表後に与野党の支持者が衝突して大規模な暴動が発生、1100人以上が死亡した。

    オディンガ氏(左)=ロイター

     1963年の独立後に誕生した4人の大統領のうち、ケニヤッタ氏を含む3人は最大民族のキクユ人出身。ケニアは「指導者が出身民族を優遇する政治文化が色濃く残る」(ナイロビ大のオデラ教授)。今回もケニヤッタ氏と第3の民族ルオ人出身のオディンガ氏の政策に大きな違いはなく、互いに出身民族を中心に票を固めていることが、民族間の緊張を高めている。

     さらに過去2回の大統領選では、票の水増し疑惑や集計の不手際が混乱を招いた。4度目の挑戦で背水の陣となるオディンガ氏は「与党は今回も開票作業で不正をもくろんでいる」と主張している。

     投票1週間前には選管幹部の殺害事件が発生。不正防止の要とみられた電子集計システムの責任者だったことから、背後関係を巡りさまざまな臆測が飛び交った。投票後の混乱を警戒して避難したり、食料の買いだめに走ったりする人も相次いでいる。

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