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中川環境相

石炭火力増設「認めぬ」 前任方針を踏襲

中川雅治環境相=中村藍撮影

 中川雅治環境相は7日、毎日新聞などのインタビューに応じ、二酸化炭素(CO2)の排出量が多い石炭火力発電所の新設・増設計画が国内で相次いでいることについて「経済性の観点のみで新増設は認められない」と述べ、石炭火力に批判的だった山本公一前環境相の姿勢を踏襲する考えを示した。

     世界の地球温暖化対策の潮流について、中川環境相は「脱炭素の流れにあり、石炭火力の新増設には抑制的だ」と指摘。「経済性は各事業者が判断することだが、石炭火力のCO2排出は天然ガスの約2倍にもなる。単純な新増設は容認しない」と明言した。

     東京電力福島第1原発事故後、原発の運転が止まった国内では安価な石炭火力で電力を賄う動きが進んだ。その後、原発の再稼働が始まった今も、40基以上の新増設計画が進む。山本前環境相は今月1日、国際枠組み「パリ協定」に基づく温室効果ガス削減目標が達成できないとして、中部電力が石油火力発電所から石炭火力への置き換えを計画する武豊火力発電所(愛知県武豊町)について、再検討を促す内容の意見書を世耕弘成経済産業相に提出している。

     中川環境相は旧大蔵省理財局長などを経て、省庁再編で環境省が発足した2001年に同省総合環境政策局長に就任。02~03年に環境事務次官を務め、退官後の04年に参院議員に初当選し、現在3期目。【五十嵐和大】

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