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私だけの東京・2020に語り継ぐ

脚本家・内館牧子さん 仲間の待つ池上沿線

内館牧子さん=根岸基弘撮影

 私にとっての古里は「城南」と呼ばれる東京の南部、3両編成の電車がのんびり走る東急池上線沿線です。

 生まれは秋田ですが、父の転勤で3歳で新潟に、小学3年で東京に引っ越しました。1957年のことです。住まいは池上線沿いの大田区雪ケ谷町(当時)でした。

 上京直後は「東京ってすごいなあ」と驚きの連続。当時、新潟の子どもは素足にげた履きでした。東京も同じだと思ってげたで新しい小学校に行ったら、みんな靴下と靴。上履きを見たのも初めて。母が慌てて靴と上履きを買ってくれました。

 遊びも違いました。東京の子が夢中になっていたのは缶蹴り。新潟では虫やザリガニを捕ったり、花を摘んだ…

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