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やまと・民俗への招待

柳生で続く巨石信仰 /奈良

 県内には石仏や石塔など多くの石の工芸品が伝わるが、自然石にまつわる石の民俗も豊かに残っている。

 奈良市柳生は、木津川に合流する今川(打滝川)に沿う集落だが、下流の柳生下町の集落外れには、アタヤ(阿対)の石仏がある。川岸の巨岩に阿弥陀(あみだ)如来と地蔵菩薩(ぼさつ)が半肉彫りされており、阿弥陀如来は鎌倉末期とされ、流行病除(よ)け、地蔵尊は室町期の追刻とされ、豆腐を供えて子宝祈願をするという。

 上流の柳生町の柳生街道沿いの山道には、正長の土一揆(1428年)の徳政碑文で知られる疱瘡(ほうそう)地蔵がある。これも巨岩に地蔵菩薩などを彫ったものだ。笠置に通じる道と奈良に通じる道に疫病を拒む阿弥陀や地蔵を刻んで、集落を守ろうとしている。

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