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古賀攻専門編集委員の政治を中心としたコラム。

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「ギフト」=中村秀明

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 米国の名優ゲーリー・クーパーが主演した「打撃王」を見たことがある人は、昔からの映画ファンか、相当の野球好きだろう。

 ニューヨーク・ヤンキースの強打者ルー・ゲーリッグの生涯を描いている。

 1925~39年にかけて2130試合連続出場の記録を作り、「アイアンホース(鉄の馬)」と呼ばれた。だが、連続出場が途切れた年に引退を余儀なくされ、2年後に37歳で亡くなる。筋萎縮性側索硬化症(ALS)に侵されていたためだ。

 「打撃王」は彼の死から1年後に制作された。「私を不運だと言う人もいる。しかし、私は、この世で最も幸せな男だと思っています」というスピーチの後、大観衆の拍手に送られ、球場を去る後ろ姿で映画は終わる。

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