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特集ワイド

会いたい・2017年夏/4 米原万里さん そんたくなき毒舌貫く

1998年、須田慎太郎さん撮影(提供写真)

 真夏の太陽が照らす鎌倉の自宅は、あるじを失っても残っていた。ロシア語の通訳者として出発し、作家・エッセイストとして生涯を閉じた米原万里さん。自ら設計に携わったこの家で犬や猫と共に晩年の約5年半を過ごした。今は、近くに住む3歳下の妹、井上ユリさんが管理する。中を案内してもらうと、玄関の脇には可動式書庫。8000冊は入っていたらしい。2階の書斎は資料や辞書が360度手に届くようになっている。

 毒舌家として名高く、テレビの報道番組や雑誌のエッセーでは世の中でまかり通っている常識や、権力者をバッサリ斬る。そんなイメージが強いが、井上さんは「子どもの頃の万里は寂しがり屋で少し臆病。堂々とした大人になったけれど、繊細さは生涯変わらなかった。それに万里は正義の人。おかしいことは黙って見過ごせない。自分の言ったり書いたりしたことで、人に何か言われることを覚悟していました。ぐっと力の入った人だった…

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