イノシシやシカなどの有害鳥獣による農作物への被害が深刻化している千葉県の内房地域で、木更津市と市原市が対照的な獣害対策を実施している。
JA木更津市は、最新鋭の光学機器を装備したオオカミに似せた模型ロボットで有害獣の「追い払い作戦」を展開。「スーパーモンスターウルフ」と名付けたロボットは全長65センチ、高さ50センチ。野生動物が近づくと赤外線センサーが感知し、目に仕込んだ発光ダイオード(LED)が赤く点滅。オオカミやイノシシ、人の声など50種類の音が最大90デシベルの音量で鳴り、威嚇する仕組みだ。
同市農林水産課によると、有害鳥獣による市内の農作物被害額は昨年度で2197万円と、5年前に比べ約4.5倍に増えている。JA木更津市の山口嘉男・専務理事(75)は「7月の設置当初より音量を上げ、音の種類も増やした。周囲にイノシシが現れた形跡はない」と効果に自信を示す。同市矢那の田んぼで実証実験を行っており、効果が認められれば本格導入を検討する。
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