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死亡の元警部補を書類送検

 愛知県安城市で今年3月、JR東海道線の踏切に乗用車が進入し普通電車と衝突、脱線させた事故で、県警は10日、車を運転し死亡した元県警警部補の男(当時43歳)を容疑者死亡のまま、電汽車往来危険転覆容疑で名古屋地検岡崎支部に書類送検した。

     送検容疑は、3月2日午前6時55分ごろ、安城市上条町の踏切で、故意に車で遮断機を突破して進入し、豊橋発岐阜行き下り普通電車(6両編成)の制御装置などを壊したとしている。県警によると、電車が来るのを見計らうように車が動く様子などが付近の防犯カメラに映っていた。

     元警部補は当時、保安課に勤務。私生活でトラブルを抱えており、捜査関係者によると自殺とみられる。富田敏弘監察官室長は「県民の皆様に深くおわび申し上げます」などとコメントした。

     この事故で車は炎上し、電車は先頭車両が脱線し約340メートル先で停止した。乗客約280人のうち3人が体調不良を訴えて病院に搬送された。運転の全面再開までに約13時間かかり、約8万7800人に影響が出た。【斎川瞳】

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