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兵庫教育大

長期間仕事与えずうつ状態、パワハラ認定

神戸地裁判決 大学に50万円支払いを命じる

 問題行動を繰り返し国立大学法人・兵庫教育大(兵庫県加東市)を懲戒解雇された元職員(51)が「長期間仕事を与えられず、うつ状態になった」として、大学に慰謝料など550万円を求めた損害賠償請求訴訟の判決で、神戸地裁(倉地康弘裁判長)は9日、「トラブル回避のためでも、長期間仕事を与えないのはパワハラに当たる」として、大学に50万円の支払いを命じた。

     判決によると、元職員は1996年以降、複数の上司や同僚にカッターナイフを手に詰め寄ったり、殴る蹴るの暴行を加えたりするなどの行為を繰り返し、減給処分を受けた。元職員が休職から復職後の98年4月以降、大学は大幅に業務量を減らした。その後、元職員の問題行動が再発し、精神状態が悪化。元職員は2012年2月に懲戒解雇された。

     元職員は15年2月に提訴し、大学側は「勤務態度も考慮して適正な業務を分担させていた」と反論。倉地裁判長は「大学は免職を検討することなく、トラブルを回避しようと、仕事を与えなかった」と指摘し、「短期間なら許される場合もあるが、長く続ければ精神的打撃を与え、正当化するのは難しい」とした。

     兵庫教育大は「判決文が届いておらず、コメントは差し控える」としている。【望月靖祥】

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