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布施広の地球議

布施広専門編集委員が国際政治の真相に迫ります。

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ヒロシマを継ぐ/1

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 適切な言葉が浮かばない。「すごい」「えらい」とは思うが、その先を表現できない--。

 8月6日、広島で被爆72年の平和記念式典が開かれた日曜日、私は東京都世田谷区の学校を会場とする企画展を見ていた。

 普通の教室より少し大きな部屋にパイプ椅子が並べられ、聴衆と向き合う椅子に、広島からやって来た被爆者、梶本淑子(よしこ)さん(86)が腰かけた。立っている人も含めて聴衆は定員(30人)の倍はいるだろう。

 先週も登場願ったが、梶本さんは14歳で被爆した、原爆の「語り部」だ。その証言は確かに「すごい」以外の何物でもない。

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