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ふん尿撤去措置命令 立科の元畜産業者に

 長野県は10日、立科町の元畜産業の男性(83)に対し、放置した大量の牛のふん尿を撤去するよう廃棄物処理法に基づく措置命令を出した。履行期限は2019年2月10日まで。

 県資源循環推進課によると、男性は1964年から立科町で乳牛や食肉用の牛を育てる畜産業を営んでいた。所有する同町芦田の斜面に穴を掘り、96年以降に牛のふん尿をため始めたとみられる。ふん尿は横103メートル、縦28メートルの穴にためられていたが、昨年9月21日に穴を囲っていた土が崩れ、斜面の下の方にあった他人の畑など約1万52平方メートルに多量のふん尿が流れ込んだ。前日に降った雨の影響とみられる。男性は2011年に畜産業を廃業したという。

 付近では悪臭や害虫が発生しており、県は十数年前から男性に改善を促していたが従わなかったという。【安元久美子】

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