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短編映画

「新しき日本 廣島篇」 広島、平和への新生 被爆6年、幻のフィルム発見

 原爆で焦土と化した広島市や、海軍の根拠地として猛烈な空襲を受けた広島県呉市の復興の様子を見てとれる短編映画「新しき日本 廣島篇(ひろしまへん)」の映像が、約66年ぶりによみがえった。毎日新聞は1950(昭和25)年から52年にかけ、同名のタイトルで全国各地の映像をシリーズとして撮影したが、当時の多くの映画と同様にフィルムは失われていた。2年前、毎日新聞広島支局の倉庫からブリキ缶に入った内容不明のフィルムが見つかり、毎日映画社の協力で再生したところ、他にはない映像も一部含む貴重な内容と判明した。【戸田栄】

 映画は全約30分。「廣島の観光」「廣島の産業」の2編で構成される。広島県が協賛しており、PR用映画とみられる。撮影は当時の毎日新聞関連会社・東日興行で、この作品自体の撮影や完成時期の記録はないが、51年2月に始まった広島原爆資料館の建設の様子などが映っており、51~52年の撮影とみて間違いない。ナレーションは著名なNHKアナウンサーだった故・高橋圭三氏が担当している。

 PR映画とはいえ、被爆を避けて通ることはできなかったのだろう。映画は「軍都・広島市は世界最初の原子爆弾により、一瞬にして荒涼たる原子砂漠と化したのであります」と始まり、広島市の現状を紹介。原爆孤児を引き取った養護施設「光の園」の様子や、原爆ドーム、天守閣を失った広島城などを映す。続けて復興の様子を紹介し、建設中の原爆資料館や平和大橋、平和大通りのほか、人通りが戻った繁華街の金座街や復旧した縮景園…

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