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欧州

卵から殺虫剤成分 10カ国で廃棄や回収

 【ブリュッセル八田浩輔】欧州各地で、食用家畜への使用が禁止された殺虫剤成分のフィプロニルが検出された卵が流通し、懸念が広がっている。オランダ、ベルギー当局の合同捜査チームは10日、出荷に関係した企業などを家宅捜索し、2人を拘束。汚染した卵が流通したドイツや英国など少なくとも10カ国で加工食品を含めた廃棄や回収が進む。

 フィプロニルはペットのノミやダニの駆除に使われるが、欧州連合(EU)は食用家畜への使用を禁じる。世界保健機関(WHO)によると、その毒性は大量に使用した場合、人の腎臓や肝臓などに悪影響をもたらす恐れがある。欧州各国の保健当局は長期間にわたって大量に卵を消費し続けない限り健康への影響はないとしている。

 問題はベルギー当局が7月20日に欧州委員会を通して加盟国に汚染を報告し、表面化した。その後ベルギーで6月にはフィプロニルが検出されていたことが分かり、対応の遅れに周辺国から非難が集まっている。

 汚染の経緯や期間の詳細は明らかになっていないが、大半はオランダ産とみられている。オランダは欧州最大の卵生産国で、加工食品を含む卵の最大規模の輸出国。オランダの食品安全当局は汚染した卵の廃棄を呼びかけ、180の養鶏場を一時閉鎖して調査を進めている。独メディアによるとドイツだけで汚染した可能性がある卵を1000万個輸入した可能性があるといい、独スーパー大手はオランダ産の卵をすべて回収するなど影響が拡大している。

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