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ケニアのケニヤッタ大統領=2017年8月7日、ロイター

 【ナイロビ小泉大士】8日に行われたケニア大統領選は、選挙管理当局のウェブサイトによると、現職のケニヤッタ大統領が、野党連合候補のオディンガ元首相を大差でリードしている。オディンガ氏は集計に不正があったとして自らの勝利を主張しており、当選者の確定を前に緊張が高まっている。

     最終結果は11日中にも発表される見通し。選管のサイトによると、開票作業はほぼ終了。ケニヤッタ氏の得票率は約54%で、オディンガ氏を10ポイント近く引き離している。

     オディンガ氏は9日、選管のサーバーがハッキングされて結果が改ざんされたと主張。野党陣営は10日、「選管内部から入手した」として、オディンガ氏がケニヤッタ氏を約30万票上回っているとする集計内容を示した。

     ただ、大がかりな不正を裏付ける根拠は乏しく、欧州連合(EU)などの選挙監視団は選挙がおおむね公正に行われたと評価。非政府組織の監視団を率いるケリー前米国務長官は「異議があれば法律にのっとって対処すべきだ」と述べ、結果受け入れを拒む野党に冷静な対応を促している。

     2007年の前々回選では結果の受け入れを巡って大規模な暴動に発展して1100人以上が死亡した。今回も首都ナイロビ市内のスラムや西部キスムなどで、オディンガ氏支持者らによる抗議デモが発生し、治安部隊との衝突で死者も出ている。野党連合の副大統領候補が会見で「行動を求める時が来るかもしれない」と発言しており、衝突の拡大が懸念されている。

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