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今週の本棚・新刊

『転回期の政治』=宮沢俊義・著

 (岩波文庫・1091円)

 宮沢俊義といえば、「八月革命説」が想起されるだろうか。あるいは、恩師・美濃部達吉の憲法学説が時の政府によって禁止された、歴史的事件のなりゆきを、史料に語らせた『天皇機関説事件』の著者として思い出されるのだろうか。

 近年、日本国憲法については、9条の戦争抛棄(ほうき)の側面ではなく、平和主義の由来に着目する研究があいついだ。『宮沢俊義の憲法学史的研究』の著者であり、本…

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