「我々はあきらめない」。12日に那覇市で開かれた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設反対を訴える県民大会。移設工事を強行する政府への抗議の意思を示すため、参加者は辺野古の海をイメージした「青」の服を着て会場に駆け付けた。
「まさしく県民が危惧した通りの状況になっており、憤慨に堪えない」。普天間所属の米軍垂直離着陸輸送機オスプレイが昨年12月に名護市沖で不時着・大破したのに続き、今月5日にオーストラリア沖で墜落し、翁長雄志(おながたけし)知事は激しい口調で日米両政府を批判した。
「県民に対するいかなる差別的、犠牲的な扱い、基地負担の押しつけに反対する」と、オスプレイ配備撤回や辺野古移設反対に取り組む姿勢を改めて強調。うちなーぐち(沖縄の言葉)で「負けてーないびらんどー(負けてはならない)」と声を張り上げると、会場から拍手が湧き、指笛も鳴らされた。
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