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共和亀裂 オバマケア撤廃頓挫で税制改革懸念

トランプ米大統領=AP

 【ワシントン清水憲司】トランプ米大統領と与党・共和党の間で生じた亀裂が深まっている。公約のオバマケア(医療保険制度改革)見直しのための代替法案が上院で否決され、事実上頓挫した責任を両者が押しつけ合っており、9月以降に本格化する税制改革の審議へ影響を及ぼすことも懸念される。

 オバマケア代替法案は5月に下院で可決。上院では7月下旬に複数の法案が採決されたが、いずれも共和党内から造反者が出て可決に至らず、実現の道筋が見えなくなった。

 議会はその後、夏季休会に入ったが、共和党上院トップのマコネル院内総務が「うまくいかなかった理由の一部は、審議の複雑な現実とは関係なく、あまりに多くの期限を設定されたからだ」と発言。性急に成果を求めるトランプ氏の姿勢に問題があったとの考えを示唆した。

 これに対し、トランプ氏は連日、「(共和党は)7年間もオバマケアの撤廃・見直しを叫んできたのに、成し遂げられないなんて信じられるか?」「マコネル氏は仕事に戻って、オバマケアや税制改革、インフラ投資の法案を可決しろ」などとツイッターに投稿し、いらだちをあらわにした。マコネル氏辞任論さえくすぶり始める中、11日には複数の共和党上院議員が「マコネル氏以上の人材はいない」とツイートして擁護に回った。

 オバマケア撤廃・見直しでは、数千万人規模で無保険者が出る恐れがあったことが、着地点を見つけられない要因になった。これに比べると、税制改革の方が実現の可能性は高いとみられているが、両者の関係が悪化した状態が続けば、今後の議会審議に影を落としそうだ。

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