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松山64で奪首!悲願メジャー制覇へ「優勝したい」(スポニチ)

米男子ゴルフツアー 全米プロ選手権第2日(2017年8月11日 米ノースカロライナ州シャーロット クウェイルホロー・クラブ=7600ヤード、パー71)

 日没サスペンデッドとなり第2ラウンドの残りを第3日に消化した。15位から出た松山英樹(25=LEXUS)はボギーなしの7バーディーでメジャー自己最少の64をマーク。通算8アンダーでケビン・キズナー(33=米国)と並びメジャーで初めて首位に立った。谷原秀人(38=国際スポーツ振興協会)は60位、小平智(27=Admiral)は70位で予選通過したが、池田勇太(31=フリー)は106位で予選落ちした。

     7バーディー、ボギーなしで64と圧巻のゴルフを見せ、海外メディアから質問攻めに遭った公式会見。首位に立った松山は「メジャーのトップタイの位置にいるのは緊張する」と話した。ところが、その後の囲み取材では「僕以外の人がメジャー、メジャーというだけ。僕は何も思っていない。そうやって言われるからコメントしなくちゃいけないと思って」とさらり。言葉に余裕と自信がにじみ出た。

     怒とうのバーディーラッシュで首位を捉えた。前半にスコアを2つ伸ばし、後半はさらに加速した。武器のショットを軸にチャンスを量産し、12番から4連続バーディー。15番では雷雲接近による中断を挟んだが「コースの状態は変わったが、こういうのは普通にある」と集中力を切らさなかった。

     16番でティーショットを右に曲げ、テント小屋の入り口に打ち込むピンチも冷静に対処した。16~18番は「グリーンマイル」(死刑台に続く道)と呼ばれる難関3ホール。ラフからの第2打もグリーン横のバンカーに入れながらも難なくパーセーブすると、大歓声が湧き起こる。池越えの17番(パー3)は「ベストショット」という8Iの一打でピン奥2メートルに付け、バーディーラッシュを締めくくった。

     優勝した先週のブリヂストン招待から使用するマレット型のパターも威力を発揮。第2ラウンドのパット数は23だったが、第1ラウンドの31から8つ減らした。「いいプレーはできていると思う。頑張って優勝したい」と珍しくはっきりと目標を口にした。

     猛チャージは世界に衝撃を与えた。「ゴー!ヒデキ!」。バーディーを重ねるごとに増える歓声は松山の背中を押した。64は自身メジャー最高スコア。PGA公式ツイッターにはファンから「ロボット」「サムライに注目せよ」など多くの書き込みが寄せられた。

     メジャー2日目で首位に立つのは自身初だ。これまでは16年マスターズの5位が最高だった。「最終日にまたここ(優勝会見)に来られるように。残り2日間もいいプレーができるように頑張りたい」。悲願のメジャー初制覇へ、機は熟した。

     ≪04年丸山以来メジャー首位≫松山は04年全米オープン第1、第2ラウンドの丸山茂樹以来、日本人として13年ぶりにメジャーで首位に立った。全米プロ選手権では01年第2ラウンドの片山晋呉以来16年ぶりの日本人首位。

     ≪第2R首位通過は16年10月以来≫松山が過去に米ツアーの第2ラウンドで首位に立ったのは昨年10月の世界選手権シリーズHSBCチャンピオンズの1度だけ。その時は3打差の単独首位で決勝ラウンドに臨み最終的に7打差をつけて優勝した。

     ≪第2R首位のV確率42.4%≫全米プロ選手権が1958年にストロークプレーで争われるようになってから、第2ラウンド終了時に首位だった選手が優勝したのは59大会のうち25回。V確率は42.4%で、昨年も前半首位のジミー・ウォーカー(米国)が優勝した。(スポニチ)

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