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演劇

プレイヤー 虚実溶ける不気味さ=評・濱田元子

 超常的な現象や世界を描きながら現実社会や心理を鋭くうがつ巧みな作劇で、独自の位置を占める前川知大。「再生される死者の言葉」が鍵となる今作は、あの世とこの世、芝居の虚構と現実の境界が溶けていくような、奇妙な感覚に引きずり込んでいく。演出の長塚圭史との初タッグが新鮮。

 地方都市の公共劇場のリハーサル室が舞台。死体で見つかった天野真の言葉が、友人らの口を借りて再生されていくという新作「PLAYER」の稽古(けいこ)が進行中である。事件を追う刑事桜井(藤原竜也)は、死者との共存が地球の危機を打…

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