ロケット戦闘機

幻の「秋水」、完成前に敗戦 同一規格の燃料庫群 柏歴史クラブが調査報告書「軍の期待大きく」 /千葉

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保存状態が良い秋水燃料庫の1号基内部の様子=柏市花野井地区で、橋本利昭撮影
保存状態が良い秋水燃料庫の1号基内部の様子=柏市花野井地区で、橋本利昭撮影

 太平洋戦争末期、旧陸軍の柏飛行場に配備が計画されたロケット戦闘機「秋水(しゅうすい)」の調査をしている市民団体「柏歴史クラブ」(上山和雄代表)は、柏市内にある秋水の燃料庫内部の調査報告書をまとめた。調査した2基は長さ、形状、内部の構造などが同じだったことがわかり、同一規格で製作された巨大燃料庫群が周辺に存在していた可能性がある。

 米軍のB29爆撃機を迎撃するため、陸海軍共同で開発していた秋水は、時速900キロでの飛行が期待された当時の高性能機。しかし、完成前に敗戦を迎えたため配備されず、「幻の戦闘機」と呼ばれる。柏飛行場の配備計画に伴い、劇薬の過酸化水素を貯蔵する巨大燃料庫が、同市花野井・大室地区に計8基建設された。現在、6基は破壊されるなどしており、全体が残る花野井の2基を昨年11月から内部調査した。

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