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新本屋道

キラリの一店/3 本のさかい(宮城県女川町) 復興へ「心の安定剤」

震災関連本と児童書が目立つ「本のさかい」の酒井孝正さん=2017年8月、棚部秀行撮影

 JR石巻線の終点、女川駅(宮城県女川町)。湾を望む真新しい駅舎の前には、1年半前にオープンした商業施設「シーパルピア女川」の30ほどのテナント、金融機関などが広がる。町民や観光客が行き来し、東日本大震災で壊滅状態になった中心部では、新しい「町」が始動していた。

 海へ向かってシーパルピアを抜け、女川街道との丁字路を右に折れるとすぐに「本のさかい」が見えてくる。13坪の新店舗は、外壁がベージュの平屋建て。この4月、再オープンにこぎつけた。元の場所から20メートルほど駅側に移動している。

 「本屋さんがあるとホッとすると言われます。心の安定剤になりえますね」と店の再建を続ける酒井孝正さん(70)は話してくれた。店内中央には、大きな机とパイプ椅子が5脚置かれ、来店した客が談笑できるようになっている。「本を通して会話をできる場に」との思いの表れだ。本棚代わりの会議室用の長机の上には、絵本などの児童書、震災関連書、郷土の本を中心に、次いで小説・実用書の単行本、雑誌、文庫や新書。酒井さんは…

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