終戦の日

嫌な流れ止めねば あの時代と似た空気 満州に出征、96歳・野見山さん

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洋画家の野見山暁治さん。終戦の日、空を眺める人の姿を見て、戦争が終わったと感じたという=福岡県糸島市のアトリエで9日、田鍋公也撮影
洋画家の野見山暁治さん。終戦の日、空を眺める人の姿を見て、戦争が終わったと感じたという=福岡県糸島市のアトリエで9日、田鍋公也撮影

 戦時下の東京美術学校(現東京芸術大)で学んだ洋画家、野見山暁治(ぎょうじ)さん(96)は、旧満州(現中国東北部)へ出征した。卒業と同時に戦地に送られると国に決められた学生生活は「あと1年、半年、3カ月--と、死刑執行の猶予期間が刻まれていくようだった」。15日で戦後72年。「あの時の戦争への流れに、なんとなく似たものを感じる」と危機感を募らせている。【福島祥】

 先月30日、東京芸大で学徒出陣した戦没学生が残した楽曲の演奏会が開かれた。ゲストとして招かれた野見山さんは、戦時下の学生生活や、戦後に取り組んだ戦没画学生の遺作の収集などについて語った。質問に答える形だったが言葉があふれ、進行役に「まだ話してもいいですか」と尋ねる場面もあった。

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