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私だけの東京・2020に語り継ぐ

小説家・木内昇さん 古地図を手に街を歩く

木内昇さん=根岸基弘撮影

 時代小説を書くときは、必ず自分で舞台となる街を歩きます。架空の人物だとしても、こういう人がいたんじゃないかなというリアリティーを持たせたい。浅草を舞台にした作品のときは、主人公が上野から浅草に向かうのに、どの道を通るのがいいのかな、などと実際に歩いて考えました。

 子どものころから本を読むのが好きでした。デビュー作の題材となる新選組に興味を持ったのは中学生の時です。司馬遼太郎が土方歳三の生涯を描いた「燃えよ剣」に出合ったことがきっかけでした。戦国時代のような領土争いとは違って、幕末という時代では同じ攘夷(じょうい)でも佐幕派と勤皇派で対立するなど思想的背景があります。子どもには難しいからこそ、分かりたくてどんどんはまっていったところがありますね。

 新選組の故郷といえるのが、私が住み続けている東京の多摩地区。土方の出身地・日野市には、隊を支援した名士の長屋門が残り、隊士の墓も多くあります。高校時代から新選組ゆかりの土地をよく訪れました。多摩地区以外でも、近藤勇の墓がある板橋や、品川の史跡も訪ね歩きましたね。もちろん、当時は新選組を題材にした小説を書く、なんてことは考えていませんでしたけど。

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