水俣条約

発効 水銀汚染、根絶へ課題は

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 水銀の使用や輸出入を国際的に規制する「水俣条約」が16日発効した。条約への期待や今後の取り組みなどについて、水俣病の支援団体関係者や、多量の水銀を大気へ排出する「零細小規模金採掘」問題に取り組むフィリピンの環境NGOメンバー、環境省の担当者に聞いた。

悲劇と教訓、訴え続けよう NPO「水俣病協働センター」理事・谷洋一さん

 水俣条約の第1回締約国会議(COP1)に向けた国連環境計画(UNEP)のアジア地域会合で、NGOメンバーから「水俣病を経験している日本はせめて水銀の輸出をやめるのかと思ったが、その気配がない」と指摘された。今でも年間数十トン前後の水銀が輸出されているようだ。条約では、輸入国側に水銀を利用する用途がある場合は限定付きで輸出可能だが、「水銀による汚染を広げない」という条約の趣旨に沿って禁輸などの厳し…

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