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油絵

巨匠・陳澄波の作品 日台を流浪、山口で発見

台湾近代美術の巨匠・陳澄波の油絵「東台湾臨海道路」=福岡市博多区下川端町の福岡アジア美術館で、野田武撮影

 70年前、台湾の国民党政権が住民を武力弾圧した「2・28事件」で犠牲となった台湾近代美術の巨匠・陳澄波(ちんちょうは)(1895~1947年)の風景画の油絵が山口県防府市で“発見”され、福岡アジア美術館(福岡市)で修復された。油絵は防府市の図書館の書庫で眠っていたが、専門家らの調査によって同市出身の元台湾総督の依頼で描かれた「東台湾臨海道路」と判明。防府市は、日台間で数奇な運命をたどった巨匠の作品の同市での公開を目指している。【脇山隆俊】

 陳は日本統治時代の台湾中西部・嘉義市で生まれた。1924年、東京美術学校(現東京芸術大)に留学、26年の帝展(現在の日展)に台湾人洋画家として初めて入選して注目される。風景画を得意とし、台湾を中心に近代美術界で活躍。戦後は市議となったが、47年の2・28事件の犠牲となった。日本統治時代のエリート層の住民などが弾圧の対象になったとされている。

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