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東北各地の高校を卒業した著名人のインタビューや、学校の伝統行事、新しい取り組みなどをリポートします。

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県立盛岡一高/2 自立と自由の価値知った 精神科医・斎藤環さん /岩手

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斎藤環さん
斎藤環さん

1979年度卒

 若者社会における「ひきこもり」問題の世界的な第一人者で、筑波大教授の精神科医、斎藤環さん(55)=1979年度卒。バンカラな校風と下宿生活で青春を謳歌(おうか)しながら、図書館の自主勉強で難関の医学部受験を現役突破した。高校生活を「自立と自由の価値を知った場所」と話す。【賀川智子】

 自宅の北上市は通学に遠かったので、入学と同時に下宿生活を始めました。入学して驚いたのは、バンカラの雰囲気。ボロボロの帽子に色あせた制服姿の応援団がいばっていて、1年の1学期は応援歌の練習が義務でした。毎朝1時間、整列して歌い、その間を上級生が練り歩いて、声が出ていないと怒鳴りあげる。当時ですらアナクロニズム(時代錯誤)な風習でした。

 一度だけその練習が役立ったことがあります。2年の時、野球部が甲子園に出場し、応援に行きました。初戦で強豪の報徳学園(兵庫)にあたり0対7の惨敗でしたが、試合の主役は我々でした。

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