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イスラエル・エンドレスウォー

第3章は、イスラエル・インテリジェンス(諜報活動)の足跡と課題を報告する。

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イスラエル・エンドレスウォー

第3章 インテリジェンス最前線/3 ルール変えたヒズボラ

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バルカイ氏
バルカイ氏

禁じ手のCIA標的

 「半年以内にヒズボラにスパイを作れ」。イスラエル軍諜報(ちょうほう)機関アマンの工作部門(504部隊)幹部のデビッド・バルカイ氏は、隣国レバノンのイスラム教シーア派武装組織ヒズボラが創設された1982年、そう指示された。ヒズボラとはアラビア語で「神の党」。イスラエルはレバノン内戦(75~90年)中の82年に侵攻。ヒズボラは同じシーア派イランの支援を受け、イスラエルや外国軍の撤退を目指し結成された。

 「狂信的な組織で、スパイを作るのは困難だったが、彼らが受け入れそうな(素性の)若者を外から送り込むのに成功した」。バルカイ氏は82年から8年間、スパイを扱う「ハンドラー」としてレバノンに潜伏したという。

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