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忘れゆく国で

戦後72年/7止 中国残留孤児、体験を継承 平和の種火、子供らへ 40代、裂かれた家族思い

写真や資料を見ながら輿石大仁郎さん(右)に戦争体験を尋ねる友末可織さん。輿石さんは帰国後、日本語を勉強しながら紙問屋で働いたことなども伝えた=東京都台東区の中国帰国者支援・交流センターで12日、手塚耕一郎撮影

 小さな会議室に中国語と日本語が響く。7月下旬、私が東京都台東区の中国帰国者支援・交流センターを訪ねると、研修生たちが中国残留孤児の半生を聞き取っていた。

 戦争を次世代に伝えるため、高齢の体験者に代わる語り部を3年かけて養成する国の事業。社会人や大学院生が表情の変化を見逃すまいと目をこらし、ペンを走らせる。その中に埼玉県久喜市のパート銀行員、友末可織(ともすえかおり)さん(46)がいた。

 友末さんは祖父がシベリアで抑留され、母からは空襲体験を聞いて育った。2年前、2人の子に戦争を知って…

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