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[ムンバイ 18日 ロイター] - インドのムンバイ郊外で、川に排出された染料工場からの廃液が原因で地域の野良犬が青く染まってしまったと動物愛護活動家らが訴えている。ソーシャルメディアにタロジャ工業地帯をうろつく青い犬の映像が拡散し、動物保護団体や環境活動家らは警鐘を鳴らしている。
犬たちは、暑さから逃れたり食べ物を探すため、カサディ川に頻繁に入り、青く変色してしまったという。
動物愛護活動家のアルティ・シャウハンさんは16日、元凶は染料工場で、鳥も同じように青くなってしまったと主張した。犬たちは染料をなめることで肝臓や腎臓に問題が生じたり、直接目に入って視力を失ったケースもあるという。
訴えを受け、マハラシュトラ汚染管理委員会が染料会社に反論書提出を求めた。染料会社では洗剤製造過程で青い染料を用いていると報じられている。
地元の報道によると、タロジャ工業地帯には廃液処理工場があるにもかかわらず、未処理の産業廃液が直接カサディ川に排出されている。