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雨のち晴れ

バス開発からトラック営業 日野自動車社長・下義生さん

米国日野自動車販売上級副社長時代の下義生さん(左から2人目)=本人提供

顧客の要望 常に意識

 入社してから13年間、設計などを中心にバスの開発に従事しました。このまま技術畑を歩み「最後はチーフエンジニアになって好きなバスをつくりたい」と漠然と思っていましたが、14年目の1994年、思いもよらない異動を命じられました。岡山県にある販売会社への1年間の駐在です。

 技術に通じた社員が営業に同行し顧客から要望を聞いて回るという、前年に始まった社内制度に、なぜか選ばれたのです。1期生4人と2期生の私以外の3人は全員部長級。私だけ係長でした。しかも、営業はトラックが中心。バス畑だった私は、着任までの約2カ月間、トラックの勉強に追われました。

 営業社員と一緒に地元の運送会社などを毎日十数軒回りますが、簡単に注文は取れません。見向きもされない…

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