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島根あさひ/7 農作業で得る充実感 敷地外で受刑者、茶栽培 /島根

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レジ袋を手に新茶の葉を摘み取る受刑者ら=島根県浜田市金城町七条の新開団地で、横井信洋撮影(画像の一部を加工しています)
レジ袋を手に新茶の葉を摘み取る受刑者ら=島根県浜田市金城町七条の新開団地で、横井信洋撮影(画像の一部を加工しています)

 浜田市の牧場跡に、茶畑が一面に広がっている。市の農業団地「新開団地」。約10キロ離れた官民共同運営の刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」(あさひ)の受刑者が火~金曜日、刑務作業として農業に従事する場所だ。刑務所敷地外での刑務作業は「構外(こうがい)作業」と呼ばれている。【横井信洋】

 約30ヘクタールの新開団地のうち、あさひは約10ヘクタールを借り、茶畑のほか桑畑、コマツナやホウレンソウといったハウス野菜栽培などに利用している。団地にはブドウやイチゴの観光農園、他の野菜農家のハウスなどもある。農道から受刑者の姿が見えるため、刑務官は制服の代わりにポロシャツを着用している。

 あさひが使用する農地にはフェンスで囲まれていない部分がある。受刑者はフェンスを乗り越えたり、斜面を駆け上がったりして簡単に逃げ出せるが、これまでに脱走例はない。全体を見渡せる場所に監視小屋はあるが、電波状態によってはICタグによる受刑者の位置確認が一時的にできなくなる。刑務官の一人は「緊張を強いられる」と話す。

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