メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

北斎1000点寄贈受ける 十数億円相当

寄贈される葛飾北斎の作品を紹介する溝口善兵衛・島根県知事=松江市殿町の県庁で2017年8月22日午後3時1分、長宗拓弥撮影

 島根県は22日、江戸後期の浮世絵師、葛飾北斎の作品を中心にしたコレクション約1000点を、同県津和野町出身の永田生慈(せいじ)氏(66)=川崎市=から寄贈を受けると発表した。「冨嶽(ふがく)三十六景 凱風快晴(がいふうかいせい)」など全作品の評価額は十数億円とみられるという。同県立美術館は「北斎研究の第一人者による有数のコレクション。美術館として充実した内容になる」としている。

 永田氏は浮世絵専門の「太田記念美術館」(東京都)の副館長などを歴任。16歳から収集を始め津和野町にコレクションを集めた「葛飾北斎美術館」(1990~2015年)を開館していた。北斎に関する著書もある。

 1000点はほとんどが北斎美術館が所蔵していた北斎の作品。北斎が「春朗(しゅんろう)」と名乗っていた現存唯一の初期の肉筆画「鍾馗図(しょうきず)」や、最晩年の肉筆画「赤壁の曹操図」なども含まれる。

 県によると、永田氏は病気療養中で4月に寄贈を申し出た。永田氏は県を通じて「多くの方に観覧いただけるのは栄誉であり喜びです」とコメントした。

 今年10~12月に県立美術館に川崎市の倉庫から輸送し、19年3月ごろに企画展を開催。20年以降は展示室で随時公開する予定だ。溝口善兵衛知事は「県内外からの観光PRにも期待できる」と述べた。【長宗拓弥】

関連記事

毎日新聞のアカウント

話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 坂村健の目 被ばく影響、科学界の結論
  2. タクシー運転手 「強盗」にステーキおごり諭す 男自首
  3. 安室奈美恵さん 来年引退へ 公式サイトで発表
  4. メキシコ 土中に240遺体 麻薬犯罪被害か
  5. 強盗殺人 食堂の厨房で男性死亡 頭から血流し 宮崎

編集部のオススメ記事

のマークについて

毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです

[PR]