レスリング

父と磨いた反り投げ…文田「目標は東京で金」

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 【パリ松本晃】21歳のホープが世界の頂点に立った。22日に当地で行われたレスリングの世界選手権。グレコローマンスタイル59キロ級で文田健一郎選手(日体大)が日本男子として34年ぶりに王者となった。全日本選手権準優勝の実績を持ち、母校、山梨・韮崎工高の監督でもある父敏郎さん(56)の英才教育で磨いた投げ技を切り札に悲願を達成した。現地で観覧した敏郎さんは「幸せです。気持ちよかった」と息子の健闘をたたえた。

 男子のみの種目のグレコローマンは下半身への攻撃を禁じ、上半身だけで攻防する。力と力のぶつかり合いになりがちだが、文田選手が父から教わった得意技は「反り投げ」。相手の脇の下に両腕を差し込んで抱きかかえ、一気に反り返って後方に投げ上げる技だ。2回戦で文田選手は2度の反り投げで勝ったものの、それ以降は相手が文田選手の反り投げを警戒し腰を引いてしまう。すると、文田選手は辛抱強く相手を力で押し込んだ。

この記事は有料記事です。

残り509文字(全文911文字)

あわせて読みたい

注目の特集