メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

記者の目

相模原殺傷事件から1年=上東麻子(生活報道部)

知的障害者が働くパン屋「ぷかぷか」が定期的に開くパン教室。地域の子どもたちと一緒のパン作りはにぎやかだ=横浜市緑区で7月1日、丸山博撮影

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が刺殺された事件から1年が過ぎた。取材を通して感じた、事件の背景にある非効率なものを排除する社会にどうしたら立ち向かえるのか。くらしナビ面の連載「一緒に生きよう」(7月26~29日)の取材などで障害者福祉の現場を歩き、見つけた一つの答えを紹介したい。

 横浜市緑区にある知的障害者や自閉症の人40人が働くパン店「ぷかぷか」。7年前の開店からじわじわとお店のファンを増やしている。

 店では、暗算が得意な「ツジさん」こと辻克博さん(32)が「ローマ、イタリア、フィレンツェ……」と外国の地名をそらんじているが、客が会計に来ると瞬時に「○○円です」と計算する。隣のアート工房で働く「寺ちゃん」こと寺澤郁美さん(24)は「こんにちは、ぷかぷか大好き、頑張ります!」と機関銃のように話しかけてきて、誰とでも友達になってしまう。「セノーさん」と呼ばれる男性(25)は、いつもお店のベンチで眠…

この記事は有料記事です。

残り1635文字(全文2051文字)

コメント

投稿について

読者の皆さんと議論を深める記事です。たくさんの自由で率直なご意見をお待ちしています。

※ 投稿は利用規約に同意したものとみなします。

利用規約

おすすめ記事
広告
毎日新聞のアカウント
ピックアップ
話題の記事

アクセスランキング

毎時01分更新

  1. 家族で登山中に行方不明の小6男児を無事発見 新潟・上越

  2. 「#FreeAgnes」 日本からも周庭氏逮捕への抗議続々

  3. 東京から青森に帰省したら中傷ビラ 「こんなものが来るとは」

  4. 東海道線、横須賀線、事故で一時運転見合わせ JR東日本

  5. 母の呼び掛けにやぶから声 「斜面を滑り落ち動かずじっと」 新潟小6男児保護

編集部のオススメ記事

のマークについて

今週のおすすめ
毎日新聞社は、東京2020大会のオフィシャルパートナーです