交通事故

障害2年半、夫と二人三脚 社会復帰へ「V」 日常全てがリハビリ 千葉療護センター

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夫隆さん(左)とリハビリに励む山口由美子さん(中央)。自分で車いすを進ませることもできるようになった。右は池田恵子看護師=千葉市の千葉療護センターで、小川昌宏撮影
夫隆さん(左)とリハビリに励む山口由美子さん(中央)。自分で車いすを進ませることもできるようになった。右は池田恵子看護師=千葉市の千葉療護センターで、小川昌宏撮影

 交通事故で脳に重い障害を負い、寝たきりとなった人の治療とリハビリで先駆的施設とされる千葉療護センター(千葉市美浜区)。社会復帰を目指し、リハビリに取り組む患者と家族を取材した。【江刺正嘉】

 「由美ちゃん。得意のポーズ、やってみて」。東京都港区で機械工具を扱う商社を経営する山口隆さん(72)が呼びかけると、妻由美子さん(63)は右人さし指と中指で「ピース(V)サイン」をしてみせた。事故に遭う前から、よくやる大好きな仕草だ。

 センターに入院して2年半余。11月に退院予定だが、隆さんと簡単な会話ができるまでに回復した。左の手足はほとんど動かないが、右手を使い1人で食事ができ、社会生活に欠かせない車椅子にも長時間乗れるようになった。隆さんはかみしめるように語る。「事故当時を考えると、よくここまで来たと思う」

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