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日本人建築家

再開発のパリ席巻 伝統・繊細さ評価

日本人建築家によるパリ近郊の主な建物<予定>

 再開発が進むパリ市内や近郊で、日本人建築家が設計した商業施設や美術館が急増している。大規模プロジェクトだけで10を超え、さながら“日本人建築家ブーム”の様相だ。伝統的な西洋建築が並ぶフランスで、日本人感覚がなぜウケているのか。【パリで松井聡】

 パリ西郊、セーヌ川の中州に、太陽光発電パネルが輝く帆船をイメージした巨大な建物が川に浮かぶように建つ。今年4月、オープンした音楽複合施設「ラ・セーヌ・ミュージカル」だ。仏自動車大手ルノー工場跡地の再開発の一環で、6000人収容の多目的大ホールなどが設けられている。設計は世界的に活躍する坂(ばん)茂さん(60)。コンサートを聴きによく訪れるというジャンピエール・ルソーさん(27)は「太陽光で明るいうえ、内装に木がふんだんに使われ、まるで森の中にいるみたい。日本伝統の木造建築が生きている気がする」と空間を楽しんでいた。

 パリ市内や近郊では、老朽化した倉庫や工場の跡地の再開発計画が進む。なかでも最大の計画は、政府主導で約350億ユーロ(約4兆2760億円)以上をかけて郊外を再開発し、鉄道などの交通網を拡大して中心部と結ぶ「新グラン・パリ」計画。人口も今の約200万人から1200万人規模まで増やすという一大プロジェクトだ。フランスでの日本人設計の建物は2010年ごろから増え始め、15年以降に急増した。

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