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加計学園 獣医学部新設の判断保留 大学設置審議会

工事が進む学校法人「加計学園」が開学予定の岡山理科大獣医学部の建設現場(手前)=愛媛県今治市で2017年8月24日、本社ヘリから久保玲撮影

 文部科学省は25日、学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設を認可するかどうかを審査している大学設置・学校法人審議会が、8月に予定されていた判断を保留すると正式に発表した。林芳正文科相への答申は10月下旬に延期される見通し。文科省は保留の理由を明らかにしていないが、学園関係者によると、実習科目の具体性などが不十分と判断されたという。10月下旬の答申は、時期が重なる同月22日の衆院3補選や、9月下旬に召集予定の臨時国会の与野党攻防に影響を与える可能性がある。

 設置審は、計画に不備があると判定した場合には是正意見を付けることになっているが、是正意見が1件で改善可能と判断すると保留になる。加計学園は今後、指摘された課題を踏まえ9月末までに補正申請書を文科省に提出し、引き続き審査を受ける。是正されていないと判断され再び保留とされるケースもあり、その場合は答申が12月末にずれ込み、学生募集などに影響が出る可能性もある。

 加計学園が3月末、国家戦略特区を活用し愛媛県今治市で2018年4月に岡山理科大獣医学部を開学する計画を文科相に申請したことを受け、文科相が設置審に諮問。設置審では獣医学専門委員会が、教育課程や財政計画などについて書類・実地審査を進めていた。当初の計画では定員160人、教員70人だったが、専門委は定員の多さや65歳以上が多い教授陣の年齢構成の偏りなどを指摘。学園は定員を140人に減らし、教員候補を2人増やして年齢構成に配慮した修正案を出していた。学園は「審議継続中ということもありコメントは差し控えたい」としている。

 文科省によると、過去10年で大学や学部などの設置申請は711件あり、保留となったケースは110件。最終的には89件が認可され、不認可は2件、法人側の取り下げが19件だった。

 加計学園を巡っては、特区を所管する内閣府が文科省に対し、「総理のご意向」などと18年4月の開学を促したことを記した文書の存在が発覚。内閣府と官邸の幹部らは首相の指示や文科省への働きかけを否定している。【伊澤拓也、福永方人】

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