加計獣医学部保留

地元は開校期待 人口減の今治

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工事が進む学校法人「加計学園」が開学を予定する岡山理科大獣医学部の建設現場=愛媛県今治市で2017年8月24日、本社ヘリから久保玲撮影
工事が進む学校法人「加計学園」が開学を予定する岡山理科大獣医学部の建設現場=愛媛県今治市で2017年8月24日、本社ヘリから久保玲撮影

 学校法人「加計学園」(岡山市)が新設を申請している岡山理科大獣医学部について、大学設置・学校法人審議会(設置審)が25日に示した判断は「保留」だった。結論が10月末に先延ばしされた形だが、予定地の愛媛県今治市では校舎の建設が着々と進んでいる。【松倉展人、花澤葵】

 ■期待と困惑

 「残念だが、52年ぶりの獣医学部新設で慎重を期した判断と思う」。人口減少に直面し、10年前から獣医学部誘致に取り組んできた今治市の菅良二市長は25日の記者会見で、認可へのステップとの見方を示し、「来春、多くの学生に来ていただけることを期待している」と強調した。

 一方、今治市観光ボランティアガイドとして月に数回、市の観光スポットを案内する元高校教諭、川又暁子(きょうこ)さん(76)は困惑を隠せない。観光客に「獣医学部用地はどこですか」と、観光地のように聞かれるようになったからだ。「関係者は開学までの経緯を明らかにして、市民が納得して協力できるものにしてほしい。設置審にも問題点をすべて掘り起こしていただき、審議の経過を明らかにしてほしい」と情報の公開を求め…

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