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現金自動受払機(ATM)を使った特殊詐欺被害を防止するため、県内の金融機関が、ATMをしばらく利用していない高齢の預金者に対して利用を制限する取り組みを始めている。佐賀東信用組合が開始しており、来月には佐賀西信用組合と県内四つの全ての信用金庫で導入する予定。【池田美欧】
利用制限は、ATMで3年以上振り込みをしていない70歳以上の預金者が対象。ATMで振り込もうとすると、「窓口にお越しください」という表示が出て、手続きが進まなくなる。信用組合は振込額が1000円以上の場合と設定しているが、信用金庫は額にかかわらず制限する。
振り込みを希望する場合は窓口の職員が対応するため、預金者の目的を確認できる。県警は「高齢者がだまされて振り込んでしまう前の金融機関からの声かけにつなげられる」と期待し、5月に県内の金融機関に協力を要請していた。
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