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本村凌二・評 『コロンブスからはじまるグローバル社会…』 チャールズ・C・マン著、レベッカ・ステフォフ編著

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 ◆『コロンブスからはじまるグローバル社会 1493<入門世界史>』

 (あすなろ書房・1728円)

生命史で最大級の事件

 日常生活のなかで、地球の歴史をたどることなどない。誇大妄想気味に思われるが、地球上にはかつて海に囲まれた超大陸しかなかったという。それが引き裂かれ、ユーラシア大陸とアメリカ大陸という二つの陸の塊ができる。生態系も二分され、まったく異なる動物と植物のグループとして発達した。

 ところが、一四九二年、コロンブスの航海は分離した二つの塊を結びつけてしまう。それは地球の生命史における、とてつもない最大級の事件となるのだ。

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