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遠い復興

東日本大震災6年半 石巻・開成仮設から/上 仲間作り「また一から」 団地集約、余儀なく転居

入居者が減り、雑草の生い茂った仮設開成住宅団地。孤立防止や安全上の問題を理由に、プレハブ仮設団地の閉鎖、集約が進んでいる=宮城県石巻市で、喜屋武真之介撮影

 プレハブ仮設住宅の狭い部屋には、テレビや座卓といった最小限の生活用品しかない。床にちょこんと正座する千葉ちえ子さん(73)がより小さく見える。宮城県石巻市にある被災地最大規模の仮設開成住宅団地の入居者が減り、市が進める移転集約のため近くの南境団地に転居を余儀なくされた。同じように別の仮設から移ってきた人が集まる新たな暮らしも2カ月が過ぎた。住民と顔を合わせることは、ほぼ無い。テレビの小さな音だけが居間に漂う。千葉さんがぽつりともらした。「また、一からです」

 石巻市雄勝町で海と山に囲まれて育った。夫は30代で病死し、1人で子供2人を育てた。東日本大震災のあ…

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