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中国

「ポスト習」に陳氏内定 常務委入り、次世代筆頭

 【北京・浦松丈二】秋の中国共産党第19回党大会で、習近平国家主席(64)の最側近として知られる陳敏爾(ちん・びんじ)重慶市党委書記(56)が党中央委員(約200人)から2段跳びで最高指導部の政治局常務委員会(7人)入りし、5年後に任期を終える習氏の後継者に内定する人事が固まった。複数の中国筋が27日明らかにした。陳氏は習氏ら第5世代に続く中国の第6世代指導者の一人。最側近の陳氏を後継ポストに据えられれば、習氏には一線から退いた後も「長期院政」を続ける道が開かれる。

 陳氏は2002年から07年まで、中国沿海部の浙江省の党委書記だった習氏の下で党宣伝部長を務めた。中国筋によると、当時、習氏が地元党機関紙で自らの政治思想を連載したコラムの編集を通じて習氏から信頼されるようになった。

 陳氏は12年に浙江省から内陸部の貴州省に転出し、党中央委員に昇格。今年7月に同省トップの党委書記から政治局員ポストの重慶市党委書記に登用された。

 習指導部は前任の孫政才氏(53)を失脚させ、党大会直前に最高指導部入りをうかがう重要ポストが空いた経緯がある。

 中国共産党の最高指導者になるには、重要な地方都市でトップ経験を積むことが不可欠とされている。習氏も07年3月に浙江省から政治局員ポストの上海市党委書記に登用され、半年後の党大会で、中央委員から2段跳びで政治局常務委員に昇格し、次期指導者としての地位を固めた。

 一方、陳氏と同じ第6世代のホープで習氏後継の「本命」と目されていた胡春華(こしゅんか)・広東省党委書記(54)は、党序列で陳氏の下位に位置付けられるという。しかし、胡氏は、胡錦濤前国家主席からの信頼が厚く、将来の首相候補として政治局員から常務委員に昇格する見通しだ。

 【ことば】第6世代指導者

 中国共産党の指導者は、革命を主導した第1世代の毛沢東▽改革・開放を導入した第2世代のトウ小平▽大国の地位を固めた第3世代の江沢民氏▽第4世代の胡錦濤氏らに第5世代の習近平氏が続く。中国の国家主席の任期は2期10年と憲法で定められている。第6世代は50代で、最高指導部入りをうかがう政治局員ポストの地方指導者は胡春華、陳敏爾の両氏に絞られている。

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