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くらしナビ・カルチャー

学校資料 歴史と思い出の宝を守る 地域や教員、価値の共有から

 学校所蔵資料の廃棄や散逸が社会問題となる中、「地域のお宝」を守ろうと、各地の博物館を中心に保存・活用に向けた取り組みが広がりつつある。一方、スペースや人手の問題で資料をうまく整理できず、活用どころではないなど現場が置かれた状況とは隔たりがあるのも現実だ。統廃合や自然災害などで貴重な資料が失われる前に、専門家と教員、地域住民らが価値の共有を図るとともに、保存・活用に向けたバックアップの仕組み作りが急がれる。【林由紀子】

 和崎光太郎・京都市学校歴史博物館学芸員によると、学校資料の危機が叫ばれ始めたのは、自治体がこぞって教育史の編さんに乗り出した1970年代だという。その後も度々問題提起されたが、具体的な対策が講じられることはなかった。和崎さんはその一因を、専門家内の議論に終始して外部への発信につながらなかった▽学校資料全体が学問的に体系付けて論じられてこなかった--と指摘する。

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