北九州市

「パワハラで自殺」非常勤職員の遺族が提訴

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森下佳奈さんの遺影に誕生日の花を供え、記者会見に臨む母真由美さん=福岡市中央区で2017年8月29日午前11時9分、野田武撮影
森下佳奈さんの遺影に誕生日の花を供え、記者会見に臨む母真由美さん=福岡市中央区で2017年8月29日午前11時9分、野田武撮影

 2015年5月に自殺した北九州市の非常勤職員、森下佳奈さん(当時27歳)の両親が29日、自殺は上司のパワハラが原因なのに非常勤を理由に公務災害の認定請求を認められず精神的損害を受けたとして、市に慰謝料など計160万円の損害賠償を求めて福岡地裁に提訴した。市の条例は非常勤職員本人や遺族による公務災害の認定請求について規定しておらず、遺族は「常勤職員は請求できるのに、非常勤だからと門前払いする条例はおかしい」と訴えている。

 訴状によると、森下さんは12年4月から市の非常勤職員に採用され、戸畑区役所の子ども・家庭相談コーナーの相談員として勤務し始めた。しかし、上司の叱責や業務量の負担増などから13年1月ごろにうつ病となり、15年5月に自殺した。両親が16年8月、公務災害の遺族補償手続きを市に問い合わせたところ、「本人や遺族による請求は認められていない」と回答された。

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