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小学校プログラミング

教師も未経験 必修化控え指導準備

研修会でプログラミングソフトに触れる教員ら=鳥取市浜坂1で、李英浩撮影

 小学校で2020年度から、プログラミングを使った授業が必修化される。鳥取県内の学校ではパソコン(PC)に学習ソフトを導入し始め、効率的な指導ができるよう教師への研修会も開かれている。ただ、多くの教師はプログラミング未経験。文部科学省も具体的な授業の内容を示していないのが現状で、関係者が頭を悩ませている。【李英浩】

     20年度からの新学習指導要領は児童の「プログラミング的思考」を育成するため、小学校の授業でPCを活用すると規定している。入力内容次第でPCがどのような情報処理をするのかを学び、論理的に物事を考える力を身に着けてもらうのが狙いだ。

     18年度からは授業を先行実施することもできる。文科省や総務省、民間などが連携して教材研究を進める「未来の学びコンソーシアム」は授業の参考にしてもらおうと、石川県加賀市が昨年度開催していた休日の児童向けパソコン教室などの事例を紹介している。

     県内の学校でも準備が進む。鳥取市教委は各校でPCやタブレット端末を更新する際、簡単な操作でプログラミングが学べる無料ソフト「Scratch」(スクラッチ)も併せて導入している。「10歩動かす」「もし端に着いたら、跳ね返る」といった「命令ブロック」を組み合わせることでキャラクターや記号を動かす仕組みで、専門的な知識も必要ない。市立米里小が今年度、課外活動の「パソコン部」でスクラッチの利用を始めるなど、すでに児童に体験してもらっている学校もある。

     指導する教師も、操作の習熟が必要だ。「県ICT活用教育推進協働コンソーシアム」などは各地で研修会を開催。7月下旬に鳥取市であった会には、市内から約90人が参加した。市教委のICT(情報通信技術)教育担当者がスクラッチの扱い方を説明し、約2時間で簡単な操作方法を学んだ。20代の男性教師は「大人が触っても楽しい。理科や社会の授業に使えそうだ」と話す。

     一方、参加者の大半はプログラミングへのなじみが薄い。50代の男性教師は独特の操作方法に、「楽しく学べそうだが、自分が指導をするとなると、より深く勉強をして臨まないといけない」と困惑気味だ。

     実際に20年度から始まる授業はどんな内容になるのか。実は市教委によると、必修化が始まっても同様のソフトを扱うかさえ未定なのだという。市教委学校教育課はプログラミング教育の目的を理解してもらうことが最も大切だと強調。「研修に参加した教師が内容を各校で広めてもらえるよう呼び掛け、スムーズに授業を始められる下地を整えておきたい」と話す。

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