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英EU離脱

今秋の貿易協議入りは困難か 第3回交渉会合

第3回離脱交渉の前に記者会見する英国のデービスEU離脱担当相(左)とEUのバルニエ首席交渉官=ブリュッセルで28日、ロイター

 【ブリュッセル八田浩輔、ロンドン矢野純一】欧州連合(EU)と英国の第3回離脱交渉会合が28日、ブリュッセルで始まった。英国のデービスEU離脱担当相は、将来の貿易関係についての協議に早期に入るよう、EUに柔軟な対応を促したが、EU側は、離脱条件を巡る双方の主張の差異を詰めない限り貿易協議には入らない姿勢を堅持。31日までの交渉で大きな進展は期待されておらず、双方が目標とする今秋の貿易協議入りは困難との見方が広がっている。

     「正直なところ、懸念している。時間は早く過ぎていく」。EUのバルニエ首席交渉官は28日、交渉前の記者会見で吐露した。

     英国政府は今月15日以降、離脱を巡る個別の問題について考え方を示した文書を続けて公表。関税分野などにおける離脱後の激変緩和措置についても提案しており、離脱交渉終了後も一時的な移行期間を設け、その間は英国が従来通りEU域内と関税なしで貿易ができる関税同盟にとどまることを求めた。

     デービス氏は28日、これらを手土産に双方に「柔軟性と想像力」が必要として、早期の貿易協議入りを求めた。

     2019年3月末の離脱に向けて時間との闘いを迫られているのはEU側も同じだ。ただ、初回の交渉でEU側は、「英在住のEU加盟国出身者の権利保障」「手切れの清算金」など、離脱条件を巡る協議で見通しがつかなければ、貿易など将来の関係を巡る協議には進まないとの約束を英側から取り付けている。

     序盤の交渉の焦点である手切れの清算金に関しては、英政府は姿勢を明らかにしていない。バルニエ氏は28日、「(英国の主張の)あいまいさを取り除くことができれば、将来の関係を話し合う」と述べ、デービス氏の催促をかわした。

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