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世界柔道

一二三圧倒!東京五輪へ「一歩踏み出せた」2日連続アベック金(スポニチ)

柔道世界選手権第2日 男子66キロ級(2017年8月29日 ハンガリー・ブダペスト)

 男子66キロ級は20年東京五輪の星と期待される阿部一二三(20=日体大)が決勝でミハイル・プリャエフ(ロシア)に一本勝ちし、初出場初優勝を飾った。また史上3度目の日本人対決となった女子52キロ級決勝は、志々目愛(23)が角田夏実(25=ともに了徳寺学園職)との同僚対決を制して初優勝。日本勢は初日の男子60キロ級、女子48キロ級に続くアベックVで、ここまでの4階級を完全制覇する快進撃となった。

     最後は最も得意とする袖釣り込み腰で、きれいに相手を畳に叩き付けた。阿部の表情に、じわじわと笑みが広がる。「圧倒的な力を見せつけて優勝する」との宣言通り20年東京五輪の星が、ついに世界の頂点に立った。

     「うれしいという気持ちが一番大きい。(五輪へ)一歩踏み出せたと思う。相手に研究をされても、その上を行って、このまま東京まで突っ走りたい」

     初戦の2回戦は動きが硬く、逃げ回る相手を捉えきれなかったが、指導3による相手の反則負けで勝ち上がり。これで本来の動きを取り戻すと、3回戦は開始32秒の体落としで一本。4回戦は技あり3つで危なげなく突破し、準々決勝はウクライナ選手を真上にはね上げる豪快な背負い投げ。準決勝では投げ技で倒され、ヒヤリとするシーンもあったが、6試合中4試合を一本勝ちで決めた。

     中学時代から柔道界にその名をとどろかせた。一見、順風満帆に見える歩みだが、昨年のリオ五輪代表を逃したことは、これまででもっとも大きな挫折だ。国際大会の実績で海老沼匡(パーク24)らに劣っていた阿部にとって、15年の講道館杯優勝はリオ代表への最低条件だったが、準々決勝で敗退。「その負けがないと、今の自分はない」とリスタートの原点になっている。

     失意の阿部の気持ちを奮い立たせたのが、翌16年4月から進学が決まっていた日体大の山本洋祐監督だった。「存在感をアピールして“やっぱり阿部だっただろう”と言わせよう」。リオ五輪の最終選考会だった昨年4月の選抜体重別では準決勝で海老沼に一本勝ちして初優勝。試合後の全日本柔道連盟の強化委員会では実際に阿部の選出を推す声もあった。昨年の講道館杯では再び準々決勝で敗退したが、以後は負けなし。悲願の世界一へと一気に駆け上がった。

     ◆阿部一二三(あべ・ひふみ)1997年(平9)8月9日、神戸市生まれの20歳。中学2年時の全国大会Vを皮切りに神港学園高時代はタイトルを総なめ。14年には史上最年少の17歳でグランドスラム東京大会を制した。今年4月の全日本選抜体重別選手権で2連覇。得意技は背負い投げ、袖釣り込み腰。妹の詩(うた、夙川学院高2年)は52キロ級の東京五輪代表有力候補。日体大2年。1メートル68。(スポニチ)

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