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明治から昭和の戦前期にかけて先駆的なデザインの小学校建築が大阪に建てられた。今はほぼ失われた学舎の歴史をたどる『近代大阪の小学校建築史』(8316円、大阪大学出版会)が刊行された。著者は大阪で育った川島智生・京都華頂大教授(近代建築史)。現存していた当時から約30年かけて調査し、一冊の本にまとめた。
本書は設計図や写真など豊富な資料を交えながら、時代ごとの特徴を丁寧に検証。明治期は西洋建築を模した擬洋風や御殿スタイルの和風校舎が造られ、大正期はルネサンス風の鉄筋コンクリート造りが主流に。昭和になると標準化されたモダンデザインが広がった。
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