iPS治療、サルで安全確認 京大
京都大iPS細胞研究所の高橋淳教授(神経再生学)らの研究チームは、ヒトのiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使ったパーキンソン病の治療法について、サルの実験で有効性や安全性を確認したと発表した。論文が31日、英科学誌「ネイチャー」の電子版で公開される。高橋教授は人間の治療の実用化を目指し2年間の治験を来年度中に開始したいとの意向を明らかにした。
パーキンソン病は足の震えや筋肉のこわ張りなどの症状が出る神経難病。脳内で神経伝達物質「ドーパミン」…
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