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無人偵察機3機、取得手続き継続

無人偵察機「グローバルホーク」=黒川将光撮影

 防衛省は、取得費が見積価格を上回る見通しとなったため、一時導入中止を検討していた無人偵察機「グローバルホーク」3機について、「北朝鮮などの監視に不可欠」として取得手続きを継続する方針を決めた。2018年度予算の概算要求に関連経費(4年間で144億円)を計上した。

     グローバルホークは、航空自衛隊が2021年度以降に、三沢基地(青森県)に配備する計画で、15年度から予算計上されていた。

     取得経費は当初、3機と遠隔操作の地上装置で計約510億円と見積もられていたが、今年4月に米政府から「レーダー部品の製造が終了し、代替品開発に追加費用がかかる」と連絡があり、約120億円増加することが判明。見積もりが当初比で15%以上の場合に「計画の見直し」、25%以上の場合は「継続の必要性の検討」を行うとの規定に沿って、導入の是非が議論された。運用期間(20年間)に維持費など2500億円以上が必要なこともあり、導入中止を求める意見が出ていた。

     防衛省は導入理由を「現在の装備では能力を代替できない」と説明している。グローバルホークは北朝鮮周辺まで飛行し、機動的な警戒監視が可能なほか、南西諸島周辺の中国の戦闘機や艦船の動きなども把握できる。高性能レーダーが搭載され、約1万8000メートルの高高度から撮影した画像を衛星経由で送信できる。連続約36時間の飛行が可能で、衛星に比べて定点監視に優れ、衛星が監視できない時間帯もカバーできる。【秋山信一】

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